耐震診断・耐震補強の流れのページで説明をしてありますが、まずは、図面の内容を確認するような予備調査を行います。
事前調査で必要となる書面は、
・図面:意匠図・構造図
・構造計算書
・建築確認通知書
になります。
もし、上記の書類がない場合はご相談下さい。
弊社の場合、ここまでは費用を受け取らず、「無料簡易耐震診断(無料相談)」としてお受けしております。
この次に行う建物の現地調査、計算を行う業務が耐震診断であります。
診断の費用は、建築物の大きさ・形状・構造、診断の程度、設計図書の有無、現地調査の有無により異なりますが、一次診断であれば、50万円~200万円程度であることが多いです。
二次診断であれば延べ面積に対して、1,000円/㎡から2,000円/㎡程度です。(RC造、鉄骨造、コア抜きはつり費用等も含む)
実際の金額に関しては、耐震診断・耐震補強の実績ページでも掲載しておりますので、ご覧下さい。
ご覧いただくと分かるとは思うのですが、耐震診断にかかる費用は決して安い額ではありません。また、建物は形状や構造などが異なり、それによって工事が必要かどうか、適している工法が何なのかも異なります。
そこで、山崎設計では「そもそも工事が必要なのか」ということや「単なる耐震診断、耐震補強ということに止まらず、その建築物を有効に活かしていくためのコンバージョン(用途変更)のアイデア」などに関しての相談もお受けしています。
まずは、いきなり「耐震診断」を依頼するということではなく、「簡易耐震診断」(無料相談)にお申し込みいただくことをお勧め致します。
A(面積)×ST(構造種別係数:1.0~1.2)×K(形状係数:1.0~1.4) ×N(診断次数:0.6~1.2)
=耐震診断費用
(例)
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)10階建て、延べ面積が7,000㎡、不整形な建物で、上記の必要な書類が
揃っている場合、耐震診断(二次診断)を行うと、
A:面積 40万円×ST:構造種別係数1.1×K:形状係数 1.2 =528,000円
A:面積 7,000㎡×300円/㎡×AT:構造種別係数1.1×K:形状係数 1.2×N:診断次数 1.0
=2,772,000円
3本/階×10階=30本 =900,000円
合計金額 4,200,000円+諸経費+消費税
となります。
なお、交通費については、京都府及びその近隣県内は基本的に無料です。
※診断費用には、現地調査・コア抜き調査は含まれておりません。
※RC造(ST:1.0)・整形な建物(K:1.0)・診断次数は2次診断(N:1.0)・補強は一般(H:1.0)の場合を示しています。
※当事務所の耐震診断は、耐震改修促進法に基づく二次診断を基本とします。
※諸経費(交通費、宿泊費、検査装置損料等)は別途とします。
※工作物(擁壁、看板架台、浄化槽ピット等)については相談に応じます。
□用語説明
ST:構造種別に関する割り増し係数(RC造=1.0 WRC or CB or SRC=1.1 S造=1.2) K:建物形状の複雑性に関する割り増し係数(形状が簡単or機械的=1.0 ~ 形状が複雑=1.4)
N:診断次数(RC or SRC or WRC or CB の場合 一次診断=0.6 二次診断=1.0 三次診断=1.2)
(S造の場合は診断次数が無い為 N=1.2)
H:補強方法(在来工法=1.0 免震・制震=1.3~1.4)
A:建物の延べ床面積
S:鉄骨造
RC:鉄筋コンクリート造
WRC:壁式鉄筋コンクリート造
CB:補強コンクリートブロック造
SRC:鉄骨鉄筋コンクリート造
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