日本は、世界から見ても地震が多く発生する地域であり、阪神・淡路大震災(1995年)、新潟県中越沖地震(2007年)、岩手・宮城内陸地震(2008年)等と記憶にあるような地震だけでもこれだけの数に上ります。
そして、このたび2011年3月11日に東北地方太平洋沖地震とそれに伴って発生した津波、及びその後の余震により引き起こされた大規模地震災害、いわゆる東日本大震災が発生しました。震災による死者・行方不明者は2011年4月19日時点で合わせて約28,000人、避難者は約13万人以上、建築物被害も全壊・半壊合わせて約7万戸以上にのぼるといわれています。
このような地震による被害の背景には、建物の劣化やそもそも現行の耐震基準を満たせていない建物であるということが挙げられます。
そういう建物の耐震性がどのような状況にあるかを判定したり、耐震性を保つために行うのが「耐震診断」、「耐震補強」です。
「耐震診断」、「耐震補強」と言われても、普段なかなか聞きなれない言葉かと思います。
分かりやすく説明するために、この言葉を人間に置き換えてみると、「耐震診断」とは人間でいうところの健康診断にあたります。
健康診断をし、体調に問題がないようであれば、通常の生活に戻っていくことができますが、もし異常があった場合には手術が必要になることもあります。
健康診断が「耐震診断」であれば、この手術が「耐震補強」といえます。
建物の悪い部分を「耐震診断」で判別し、その部分を「耐震補強」で改善し、強化していくことになります。
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