地震予知連絡会は、1978年に大規模な地震が発生する確率が高い地域を「観測地域」として警戒を呼びかけていました。(図-1) その後、阪神大震災を引き起こした兵庫県南部地震をはじめ、鳥取県西部地震、安芸灘地震、新潟県中越地震といった大規模な地震が数年ごとに発生しました。南関東、東海、中部を除くと、観測地域とその周辺で大規模な地震が発生しています。 地震の研究については、1995年に地震調査推進本部が設置され、海溝型や活断層型の地震の長期評価を実施しています。その結果の一部を示したのが(図-2)の地図です。 その中で、これから30年以内に発生する地震で、東南海はM8.1クラスが発生する確率は、60%、南海はM8.4クラスが発生する確率は、50%で起こるとしています。 |
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図-1 観察強化及び特定観察地域一覧(1978年8月21日指定) |
図-2 これから30年以内に発生する確率が高いとされている地震 |